応用情報処理技術者件の勉強に使った書籍やサイト
応用情報処理試験に向けて使った書籍やサイトをまとめてみます。
私のスペックとしては以下です。
- IT系の仕事をしているが、開発経験はないに等しい
- 計算問題が苦手
- 初級シスアドと情報セキュリティマネジメントは合格済み
さて、行ってみましょう。
目次
書籍
試験勉強を行うに当たって「書き込みができる」「付箋が貼れる」ことが必須のため、いずれの書籍も紙媒体で購入しました。
平成30年度【春期】【秋期】応用情報技術者 合格教本 (情報処理技術者試験)
いわゆる参考書。全試験範囲についてざっくりとカバーしている。 大まかな全体像をつかむのに役に立った。
何度も読み返すというよりは、調べ物をする際に必要に応じて使うという形。
何もかも載っているわけでもないので、不足分は自分で調べる必要がある。
平成30年度【春期】応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
レイアウトの都合上仕方ないのかもしれないけれど、問題の隣のページに解答が見えてしまうのはちょっと…(隠しながら解きました)。
紙として印刷されているのは、過去6回分の問題。
2018 応用情報技術者 午後問題の重点対策 (午後問題対策シリーズ)
午後問は専門の問題集を使うとよいという話を見かけたので、購入。
各分野について6回分くらいの問題が掲載されている。
午後問に全く同じ問題が出るというわけでないので、答えを暗記するために使うというのは×。
「解き方」を学ぶのに使う。分かりやすく親切な解説がありがたい。
2~3周ほどした。
詳細な感想はこちらに書きました。
マスタリング TCP/IP 入門編
ネットワークについてちんぷんかんぷんだったので、理解を深めるために購入。
「大判でそっけない表紙の技術書」という見た目で敷居の高さを感じていたけれど、例えが豊富で思ってたより読みやすかった。
ネットワーク分野がつかみにくく困っている人は、ぜひ読むべき。
情報処理教科書 情報処理試験の表計算問題がちゃんと解ける本
計算問題がぜんぜん頭に入ってこない。
でも計算問題はパターン化されているから、解き方さえ覚えてしまえば午前のいい得点源になる……。
というような記述をどこかで見かけて購入。
浮動小数点計算、ビット演算、論理演算などなど、なんとなく姿をつかめる程度には解けるようになった。
詳細な感想はこちらに書きました。
サイト
応用情報技術者試験ドットコム 過去問道場
過去の応用情報技術者試験の問題をスマートフォン・PC上で解くことができるというサイトです。
主に朝の通勤時間帯に利用しました。
分野別に絞り込んで解くことができるので、苦手な分野を集中的に勉強することも可能。
最終的な総合成績はB-。このサイトでの勉強時間は191時間10分ほど。
応用情報処理試験を受けてきた(平成30年度春)
2018年4月15日に応用情報処理試験を受けてきました。疲れた。
場所は埼玉大学というところで、京浜東北線の北浦和駅か埼京線の南与野駅からバスで行く。
(元気がある人は歩いてもいい)
駅に開始1時間前に着いていれば、バスもそれなりに来て間に合うでしょ、と適当に考えていたら間違いだった。
バスが南与野駅に来たのは8:55分ごろ。埼玉大学まではバスで10分。
試験会場に着席した5分後に事前説明が始まった。次はバスの時間も調べておこうと思います……。
目次
応用情報処理試験を受験しようと思った理由
簿記2級になんとか受かったのが11月。1か月ほど休んで「次に何かやるか……。」と考えて、なんとなく思い立ったというのがその理由です。
仕事に関連のある知識が体系的に学べるのもいいよね、というのも一応動機の一部でもある。
IPA試験で過去に合格済みなのは、今は亡き「初級システムアドミニストレーター試験」と「情報セキュリティマネジメント試験」のみ。
基本情報処理試験は合格してません!学生時代に2回受けて落ちた。
で、基本情報を持っていないのに、いきなり応用情報処理の方に行った理由なのですが。
プログラミングの問題をやらなくて済むから……(小声)
基本情報処理試験を受けたとき、午前の足切は2回とも突破していたのだけど、午後問題が全然だめで。
たしか、2回目ですら55点とかだったんじゃないのかな。
プログラミング関連の問題がさっぱりダメでねぇ。
それで「もう無理!プログラミング嫌い!!」となったトラウマ(?)から、邪道に感じられますがプログラミングができなくても合格の可能性のある応用情報処理技術者試験を受けることとしたのです。
さて、午前試験
ギリギリに着席したこともあって、やや焦りながらのスタートです。
ページの頭の問題から取り掛かり、「えっ、何これ全然わからん、聞いたことない略語がバンバン出てくる……」と軽くパニックになった。
そういえば私は計算問題が苦手なのだった。
わざわざそれ専用の問題集を購入してみたくらいだ。
⇒『情報処理試験の計算問題がちゃんと解ける本』を計算問題対策に購入しました。 - たまには勉強してみよう
そこに載っている問題を行きつ戻りつ解いてみたら「全然わからん」から「なんとなく分かる」くらいに底上げはされたのだけど。
あれだけ過去問道場に通ったというのに、分からないものは分からない、のか……。
これは午前で足切りもあるかも。
そんな風にしょんぼりと進めていきつつも。後半になって「あれ、コレ知ってる!」「過去問そのままやんけ」と元気を取り戻しました。
昼休み
事前に購入しておいたコンビニ飯を教室でそのまま食べる。
椅子が硬くてお尻が痛い。
今までに記入したミスノートを見返しながら午後の準備としました。
ミスノートについてはこちら 【応用情報技術者試験】ミスノートの作り方と利用方法 - たまには勉強してみよう
受かるか落ちるか、すべては午後試験次第だ
「受かるか落ちるか分からない」と言いつつも、あわよくば受かりたい。
受かるためには午後試験を突破せねばならぬ。
今回選択したのはこちら。
- 問1 情報セキュリティ
- 問2 経営戦略
- 問6 データベース
- 問9 プロジェクトマネジメント
- 問10 サービスマネジメント
「日本語の問題」とも言われる問11の「システム監査」は、質問の意図をうまくくみ取って解答に当てはめるのが難しく、過去問で悩むことが多かったので選択しませんでした。
午後問は記述式をどう乗り切るか
応用情報処理試験の難しいのが、記述式の設問が用意されているというところ。
「5文字以内で答えよ」とか、長いものだと「45字以内で」とか。
過去問を説いて答え方の練習をしてみたものの、自己採点だとギリギリセーフの△なのか、全く足りない×なのか甘くなってしまう。
満点を取ることが目的の試験ではない。どうにかして合格点以上に滑り込めればいいんだ。
何かしら記入しないことには点数が取れない。何か書いておけば、なんとか△がもらえるかも。
そうして積み上げて合格点になればラッキーじゃないか。
……って思うしかないよね。
自信はないです。
自己採点
帰宅したらIPAから午前の解答が公開されていたことに気がついた。
どうせなら午後も先に解答つくっておいてくれよとぶーぶー言いながら、午前分のメモと見比べながら自己採点。
その結果は80問中60問正解。7.5割取れていました。
手ごたえが無かった割には当たっていた。ちょっとほっとした。
午前の足切は免れたものの、午後問について本当に自信が無いので受かっているかどうかは2か月後まで分からないですね。
【応用情報技術者試験】ミスノートの作り方と利用方法
応用情報技術者試験の勉強を進めるのにあたり、午前問題について「ミスノート」を作っています。今までに自分がミスした内容をまとめていくことで、ミスの傾向や苦手な分野が見えてきます。
応用情報技術者試験ミスノートの作り方
ミスノートに書く内容は、テキストのまとめではありません。ミスした問題とその回答、ミスした理由などを簡単にまとめます。
最初はこんな風に一ページを半分に分けてミスノートを作っていました。左に問題文、右に回答と間違えた理由。でも、これはきゅうくつで書きにくい。
次に見開きで書いてみることにしました。こっちの方が見やすいし、書きやすい。
ミスノートの内容は左からこのように並んでいます。
- 分野、試験年度、問題番号
- 問題文
- 回答とミスした理由
- メモ書き
同じ問題をまた間違えたら、ミスノートに書くかどうかは悩む。ミスした理由が違うならその都度書いてもいいように思える。
何回も間違える要注意問題は、テキストや過去問に印をつけて分かるようにしておくと便利です。
ミスノートの利用方法
ミスノートは書いたら書きっぱなしではなく、ある程度たまったら見直すとよいかと思います。自分のミスの傾向がはっきりしてくるので、それについて対策を考えていくわけです。例えば、問題文を読み飛ばさない工夫であるとか。
効率的に勉強を進めて、足切りライン突破しましょう!
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試験勉強に使ったサイトや書籍をまとめてみました。
応用情報技術者試験に無事合格しました!
『応用情報技術者合格教本』の感想
応用情報技術者試験を受けるにあたり、『応用情報技術者合格教本』を購入しました!平成30年度春・秋試験用の最新版テキストです。
『応用情報技術者合格教本』をざっと見てみたところ、内容が系統立てて整理されていて、試験範囲をしっかり網羅しているという印象を受けました。章の最後には練習問題が用意されているので、学習した内容の振り返りに使えます。
応用情報技術者試験の範囲は網羅しているけれど、内容は完全な初心者向けという雰囲気でもなさそうです。個人的に馴染みのない分野は、もう少し詳しく&易しく解説している本を読む必要を感じました。私の場合は、テクノロジ系の基礎理論、アルゴリズムとプログラミング、ネットワークなど…。
もしかしたら、テクノロジ系が弱い私のような人は、キタミ式の方があってたかもしれない。
- 作者: きたみりゅうじ
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/12/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
テクノロジ系をイラストつきで分かりやすく解説しているので、「何を言ってるのかさっぱり分からない」ということが避けられる。その一方で試験範囲の網羅性が低いとの口コミがあったので、これ一冊では物足りなくなりそうですが。❨いいお値段&ものすごく厚いので、プラスしてキタミ式を買うかは迷うところ…❩
『応用情報技術者合格教本』は辞書的に使う
試験に出る範囲は広いので、この書籍を何度も読んで覚える…というのは、あまり賢い勉強の仕方ではないように思えます。
だって、この厚さですよ!?
基本的には過去問をひたすら解いて、調べたいことがあれば『応用情報技術者合格教本』を見る。そんな風に辞書的な使い方をしようと思います。
おまけDVDについて
おまけのDVD には午前問題演習ソフトがついてくるけれど、使うかなぁ…。使わないだろうなあ。パソコン立ち上げて勉強するということは、なかなか想像できないので。私は集中できなそう。
過去問23回分とその解答のPDF がついてくるのも嬉しいですね。でも、DVDは面倒だよ~。ダウンロードできた方が嬉しいですね。
平成30年度【春期】【秋期】応用情報技術者 合格教本 (情報処理技術者試験)
- 作者: 大滝みや子,岡嶋裕史
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/12/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
設計・開発経験ないけれど、応用情報技術者試験の勉強を始めました
設計・開発経験がないけれど、2018年4月の応用情報技術者試験に向けて勉強を始めました!
IT系の企業に勤めているとはいえ、私が携わっているのは品質管理の仕事。いわゆる設計開発の仕事はしていないのです。❨レビューで設計書を見ることはあるけれど❩ 品質管理部門はプロジェクトが成功者するよう牽制の役割があるため、プロジェクトの方々とやりとりすることは多々ああります。そうした中で「普段の業務で一部分しか関わってない分野について、まとまって勉強しておくと何かしらの役に立つかも」と思って、応用情報技術者試験を受験することにしました。
試験まであと4ヶ月。一発で通る気がしませんが、やるだけやってみましょう。
応用情報技術者試験とは
応用情報技術者試験は、情報処理技術者試験のうちの一区分です。
まず、情報処理技術者試験はどのようなものなのか。情報処理推進機構❨通称IPA❩のサイトから引用すると、
情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。
となります。
応用情報技術者試験の対象者像は「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」と規定しており、情報処理技術者試験制度でのスキルレベル3❨レベルは1~4が設定されている❩に相当します。
主な受験者はITエンジニアや情報系専攻の学生。合格率は平成28年度の実績で21.0%でした。
勉強の進め方
2月ぐらいまではひたすら過去問をやって、3月前には午後の筆記問題対策に着手したいところ。参考書は辞書替わりに使います。
購入した参考書、過去問はこちら。
平成30年度【春期】【秋期】応用情報技術者 合格教本 (情報処理技術者試験)
- 作者: 大滝みや子,岡嶋裕史
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/12/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
平成30年度【春期】応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
- 作者: 加藤昭,高見澤秀幸,矢野龍王
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/12/16
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る
隙間時間は応用情報技術者試験の過去問をオンラインで解ける「過去問道場」をスマホからチャレンジしていきます。
4月まで頑張るぞー!
【日商簿記2級】147回日商簿記2級に合格してた。ホッとした。
147回簿記試験の結果が発表されました。 結果としては、ギリギリで合格です。
147回日商簿記2級反省会
問題を解いた順番は、1→2→4→5→3でした。
第一問 商業 仕訳問題
二問目の為替予約は、借方が「売上」だったとは…。問題文から何の勘定科目を使えばよかったのか読み取れなくて落とした。
四問目は「リース資産2,400,000/リース債務2,400,000」を書き忘れ。リース代金を支払ったところだけ書いてた。
第二問 商業 合併と連結会計
一番ショックなのは、合併問題の負債と資産を逆に書いてたことですね!!!! そこから全部アウト。なんで逆に書いてたんだ…。うっかりにも程がある。試験当日に帰宅してから自分の解答を見てみたら、10点落としたことが判明したのでショックが大きかった。
あとは、連結会計はもっとがっつりくると思ってたので、思い込みで解いてしまった部分が大きかった。「子会社株式を取得した時の仕訳を書く」ところを、連結会計の開始仕訳を書いてたり。
落ちついて問題を解け、と言いたいですね…。
第三問 商業 損益計算書
普通の損益計算書の問題。メモった数字はあっていたので、正直なところどこをひとつ落としたのか分からない。漢字でも間違えたのか。
資格の大原の公開模試で損益計算書の問題が出ていたので、それをみっちり復習したのが高得点に繋がったのかもしれない。
第四問 工業 本社工場会計
本社工場会計の仕訳問題。
たまたま試験数日前に本社工場会計の仕訳をおさらいしてたので、ラッキーな問題だった。
第五問 工業 標準原価計算の損益計算書
「数字を出してみたものの、こっちのような気もするしあっちのような気もする。うーん…それぞれ入れておけばどっちかはあってるでしょ!」と適当に入れた原価差異部分を落としたと思われる。配点による勝利。
例え解答があやしくても、数字を入れるだけ入れておけば、点数が取れる可能性はあるのね。
最後に
問題文の読み違えや思い込みで進めてしまった部分が多かった試験でした。直前まで過去問や模擬試験を解いてたのですが、いつまでたっても70点をとれずにパニクってたせいもあったかと思います。❨大原式に100分で解いてたので、見直しの時間が取れず撃沈してた。つまり、素のままだとミスが多いということか…。❩
資格の大原の模試を10月末と11月頭の2回受験したのは、試験勉強のマイルストーンとして非常によかったかと思います。無料の公開模試と、有料の公開模試の問題でダブってた問題もあったんですけどね。なお、大原は公開模試のみ利用でした。
資格の大原の模試についてはこちらをどうぞ→【日商簿記】「資格の大原」の日商簿記2級試験模試に申し込んでみました - たまには勉強してみよう
【日商簿記2級】簿記検定の問題を解くとき防ぎたいケアレスミス個人的まとめ
簿記2級の過去問をやっているなかで私がやりがちなケアレスミスをまとめました。個人的戒めメモです。
目次
数値の転記ミス
やってしまうこと
問題文、または電卓に表示された数値を脳内変換して、誤った数値をメモに記載してしまう。
ケアレスミス対策
書いたあとに、数値の転記ミスがないか見直し必須。
書いたあとに電卓を確認する。問題文の数値に線を引きながらメモと見比べる。
数値の桁間違えで計算が合わない!
ミスの内容
問題文の数字を転記をする際に ゼロをひとつ少なく、またはひとつ多く書いてしまうことがある。
ケアレスミス対策
こちらも記入後に数値を確認する。転記したあとは、問題文の数字とメモを必ず見比べる。
早とちり
ミスの内容
問題文に「決算日は12月末」って書いてあるのに、問題文をよく読まないで3月末締めと勝手に解釈してしまう。
期中に購入した固定資産について、うっかり1年分減価償却してしまう。
費用の繰延、見越しの勘違い❨繰延すべきなのに、見越の仕訳をしてしまうとか❩。
ケアレスミス対策
決算に関する問題では、決算日を必ず確認する。
「なお~」と問題文の最後の方に色々と書いてあることがあるから、ナナメ読みしない。必ず、問題は最後まで気を抜かずに読む。
精算表への記載ミス
ミスの内容
上に並んでいる項目につられて借方、貸方を逆の場所に書いてしまう。左右の数値が合わなくなるので、合計を出すときに焦る羽目になる。
ケアレスミス対策
最初に記入するときに何となく書かない。数値の記入後に、書いた場所があっているか確認する。
この勘定科目は資産なのか負債なのか。それとも費用か収益か。この勘定科目はどこに属するのかしっかり覚えておくことが大切。
精算表に転記するときに間違いそうになっても、「何か変だぞ」とミスを防げる。